やっと出た2011/09/23

宮部みゆきの「ぼんくら」シリーズ第3弾「おまえさん」が22日に遂に発売になった。


宮部みゆきは新刊が出たら全部買うことにしてる作家の一人だけど、中でもこのシリーズが一番好き。
毎回、八丁堀の貧乏同心「井筒平四郎」と、そこに養子に来る話がある商家の五男の「弓之助」、岡っ引きの「政五郎」とその手下見習いの「三太郎」などを中心に話が回ってく時代小説。
弓之助はちょっとこまっちゃくれてるけど頭の回転が抜群で、小さな手がかりから大人も顔負けの推理を展開して事の真相を暴き出す。
「おでこ」と呼ばれてる三太郎は一度聞いた話は決して忘れない記憶力の持ち主で、弓之助と組んで事件の解明になくてはならない役どころとなってる。


2004年に刊行された「ぼんくら」の時は弓之助も三太郎も小さい子供だったけど、今回は少年といって良いくらいの年頃に成長してて、三太郎は恋しちゃったりする。

今回は弓之助のお兄ちゃんの淳三郎や、平四郎の年若の同僚、間島信之輔など新たな顔ぶれも登場して上下二巻の長い物語になってる。


シリーズ物にしてはすごいボリュームのおまえさん。
でも相変わらず面白かった。


ゲームしてるばっかじゃなくって、ちゃんと小説も書いてたんだネ@宮部みゆき。


今後もこのシリーズだけはせっせと書いてチョ。