夏休み①2011/08/15

去年は休みが少なかったんで近場で計画。
富山に行って白海老食べてから白馬に泊まって、長野の中をぐるぐる回って軽井沢寄って2泊3日で1,200kmだった。


一昨年の広島は勿論、去年の白馬も全然涼しく無かったんで、今年はどっか涼しいとこに行きたいなぁってことで東北方面に決定。

先ずは犬と泊まれるコテッジタイプの宿泊施設を検索してみたら、秋田の森吉山というところに良さそうな施設があった。
前回泊まった白馬の ホテルフェニックスウィング は結構高くて一人\16,500だったけど、今回の 森吉山妖精の森コテージラウル は\9,000。
う~ん、どうなんだろう?安かろう悪かろうなのかな?と若干不安だったけど、HALと一緒に気兼ね無く泊まれれば良いだけなんで、多少ボロッちくてもまいっかってことでここに決定。


例に寄って休みが短い(8/16~8/18)ので、前日の夜21:00頃、東北道に向けてイザ出発。

前回は高速\1,000の適用で逆に夜間割引とかが効かなかったんであまり気にしなかったんだけど、今回は夜間割引にしなくっちゃならないんで、外環和光ICまでのんびり走って22:05に高速に乗った。


お盆期間だったから夜中でも渋滞してたらやだなとちょっと心配してたのに、そこそこスムーズに流れて国見SAまで走り一旦仮眠。
東北地方は天気が悪いと言う予報だったけど、と~ちゃん旅行に行ってあんまり雨に降られたこととか無かったので今回も大丈夫かなと期待してたのに、06:00過ぎに目が覚めると小雨まじりのどんよりした空。

と~ちゃん、涼しくて良いネ。

HALにご飯を食べさせてちょっと遊んでから、最初の目的地の八戸へ出発。

今回は特に急ぐ旅でもないんで、燃費運転にチャレンジ。
我が家のレガシィGT30はエアコン掛けて都内だけ乗ってるとリッター6kmも走らないけど、北海道に行った時に平均70kmくらいで走ってたらリッター14km!走ったこともある。
あんまり飛ばさないで定速走行を心掛けたらどれくらい走るかなぁ。

満タンで出発して最初の給油は東北道の紫波SA。
我が家から520kmで50L入ったからリッター10.4kmとまずまず。

八戸は特に用があった訳じゃないんだけど、食べログに載ってたみなと食堂に行ってみたくて寄り道することにした。

紫波SAから150km、10:30頃みなと食堂に到着。
食べログにも書いてあったけど、外観は本当にショボイ。
か~ちゃんが一生懸命見ててくれたから見つけられたけど、そうでなければ見つけられなかったかも。
食べログに出てなかったら東京から食べに来るなんて有り得ないだろうな、恐るべしネットの威力だネ。

営業時間が06:00~15:00で午前中から混んでるって書いてあったので心配してたけど、天気が悪かったせいかお客さんは僕らの他に2人連れが2組だけ。
メニューもほんの数種類で、店員さんも店主らしいオッサンが一人。
本当にここって美味しいの??
よぉ~く見てかないと素通りしちゃうくらい小さな店で、知らなかったら絶対に入らないような店構え。
か~ちゃんはウニ、イクラ、平目、カニと盛りだくさんの「幸せ丼」\1,500を注文。
と~ちゃんは店の名物料理らしい「平目の漬け丼」\1,000を注文。
平目の漬け丼は生玉子が載ってるのが新しい感じ。
味もしっかり付いてるし、新鮮な平目のコリコリした食感が美味しい。
でも、幸せ丼は、高額食材を取り揃えて載せてるけど、まあ、普通。
食材は新鮮で確かに美味しいけど、どっちもただご飯の上に具材を載せただけで、あまり料理らしい料理とは言い難いなぁ。


何はともあれお腹も膨れたんで十和田湖に向けて出発~。

夏休み②2011/08/16

八戸から十和田湖は454号線でほぼ一本道。
途中で間木ノ平グリーンパーク併設の「道の駅しんごう」に寄ってトイレ休憩し、ついでにソフトクリームをペロリ。

か~ちゃん、チビたくってオイチイねぇ
十和田湖に着いても相変わらずシトシトの雨。
商売柄関心があったんで最初に十和田ホテルにお茶を飲みに向う。
昭和14年営業開始とのことなので、今年で73年目。
第二次世界大戦のために実際は開催されなかった東京オリンピック(昭和15年)の際、外国人を迎えるために建てられたホテルとのこと。
現存する国内ホテルの中でも十指に入る古いホテルだ。

湖畔を回って看板に沿って山の方に少し上がると、道路の突き当たりになんだかカッコ良い建物が見えて来た。
が、震災の影響なのか、それとも他の理由なのか、宿泊客以外の利用は出来ないとのことで、入口以外のところは見られなかった。
う~ん残念。

右手が宮大工80名が技術を競ったと言われる本館。
中も見たかったなぁ。
観光名所は混んでるから好きじゃないけど、折角ここまで来たからにはと十和田湖の目玉商品「乙女の像」に向う。

中学の修学旅行が東北で、乙女の像の写真が残ってるんだけど記憶ナシ。
ただ、昔の写真より随分綺麗(特に台座が)な感じがした。



約40年ぶりに乙女の像とご対面

駐車場の横の芝生の広場でHALにディスクを投げてみたら、喜んで走って追いかけたもののと~ちゃんのスローミスやHALのスットコドッコイ走りで3投ともキャッチできず。
でも、すんごく楽しそうに走ってて、見てるだけで嬉しくなった。


一向に天気が回復しない中、今回の旅行のメインである森吉山妖精の森コテージラウル(名前長過ぎ)に向う。

静かな山間の道を坦々と走り続けてやっと看板が見えたのに、それからの場所が良く分からない。
なんとか当りをつけて山道を上がっていくと、そこはだだっ広い砂利の広場だった。
なんじゃこりゃ~。

広場の反対側に「妖精の森」って看板を見つけてそちらに行って見ると、霧雨にけぶるどんよりとした景色の中に、一部屋根が落ちたクラブハウスのような建物が見えて来た...ダイジョウブナノダロウカ?


屋根が落っこっちゃってますが...
受付の建物は暗いが広く、昔はかなり豪華だったと思われるが整備が良く無く、うらぶれた感じ。

どうやって開けるんだろうと取っ手の無いドアを眺めていたら自動ドアだったり、もともとの作りと現状がなんとも噛み合わない。

とっても愛想の無いと~ちゃんと同じ年くらいの女性が言葉少なく受付をしてくれ、鍵とカゴを渡された??
「シーツと枕カバーは自分で敷いてください」との事。


ヒ~ッ、本当かよ?自分で敷くの?
こんなん初めてだぁ~、コテージはちゃんと屋根ついてるんだろうね?


夏休み③2011/08/17

センターハウスから教えられたとおりに細い道を下って行くと、かなり距離を開けてコテージが点在していた。
ちょっと古いけど、屋根が落ちたりはしてないし、まあまあカッコ良いかな。


結構良くない?テラスもあるし。
駐車スペースまで伸びた屋根がなかなか優れものだった。



コテージ内部は想像していたよりはるかにまともだった。
外観から2階建てと思ってたけど中に入ると平屋で、その分12畳くらいのリビングは天井も高くのびのびしていた。
室内は床がフローリングで壁も木製、2つあるベッドルームにベッドが4つ。 ユニットバスは小さいけど清潔でカビもないし、トイレは良くスキー場にあるような水を貯めない方式だったけどキチンと掃除されていた。


なかなか綺麗な室内。テーブルの上のプラスティックのカゴが自分で敷くシーツ(苦笑)


到着したのが17:00過ぎであたりは暗くなってたけど、今日はもう車を運転しないので、ちょっとのんびりしてテラスでビールを飲む。
う~ん極楽。

夕食は18:00にお持ちしますと言ってたとおり、ちょっとしたら受付の女性が夕飯を持って来てくれた。
値段が値段だから期待はしてなかったけど.....。
はっきり言って今まで泊まった中で最低の食事だった。


駅弁だってもっと美味しそうだぞぉ~。
この他に小さいお鍋が一つ付いてた。きりたんぽかなぁ~って期待したけど、鶏肉がちょっと入った野菜のお鍋だった。



ずっと走りっぱなしで疲れてたんで、その晩は爆睡して朝早く起きたら外はどんよりシトシトの生憎の天気。

朝食は08:30でお願いしてたんでHALを連れてセンターハウスへ。
朝食も夕食と似たり寄ったりの質素な内容だったけど、テラス側の席にしてもらって、HALと一緒にご飯が食べられたんでOK。


出発する時は土砂降りの雨だったけど、駐車場の屋根のおかげで全く濡れないで済んだ。
いつか宝くじでも当って別荘を買うことになったら、絶対こういう作りにしようと思った。


チェックアウトの時に聞いたら、元々ここはスキー場だったけど閉鎖になったとのことだった。
帰ってからちょっと調べてみたら、1987年に国土開発と県と地元自治体 で森吉山山麓の開発を行って2つのスキー場を作り、そのウチの一つが廃止になり2009年に解体されたらしい。

で、今回行ったのはそのスキー場跡地と言うことらしい。

ふもとの県道からはかなりの距離があり、このコテージのためだけに除雪するとは思えないので、冬は閉鎖するんだろうな。
きっとスキー場の施設のウチ使えるものを残して春~秋まで営業しているんだろうなぁ。
働いている人達も民間企業という感じじゃなく、役場か3セクのような感じだった。

宿泊金額を見ても、この価格で施設の改修費を賄えるとは思えないから、たぶん今の施設が老朽化した時点で閉鎖するんだと思う。

地元の過疎化を食い止めるために、多額の投資を行ってスキー場を作ったのに、結局バブルがはじけて元に戻っちゃったってことなんじゃないかな。
ちょっと淋しい気分になった。

夏休み④2011/08/18

森吉山を後にして一路日本海を目指す。
最初の目的地は八郎潟。
昔小学校の授業で日本最大の干拓事業って習ったから、そこが今どうなってるのか見てみたかった、って言うか、他にあても無いから行ってみた。

八郎潟の側に「道の駅てんのう」ってのがあって、そこに八郎潟の干拓地を見渡せるタワーがあるらしいってことで、のんびり走って2時間ほどで到着。

てんのうスカイタワーから八郎潟を見る。
左側が日本海、景色が霞むくらい遥か遠くまで、延々と田んぼが続いてる。


その後日本海側を秋田→山形→新潟と南下し、新潟で食べログに載ってた寿司屋と言うか寿司居酒屋「空創旬菜雷神」って店で夕食を取り、市内のスーパー銭湯でお風呂に入って、小千谷の道の駅で仮眠。


翌朝再度新潟駅周辺に戻ってちょっと買い物して、その後お米を買って帰ろうってことで、道の駅「新潟ふるさと村」に寄って魚沼産こしひかりをゲット。

館内にB級グルメばっかり集めたフードコートがあって、糸魚川ブラック焼きそば、タレカツ丼、もち豚餃子などで腹ごしらえ。
ほとんどのメニューにハーフサイズがあって、ちょっと割高だけどいろんな種類が食べれて楽しかった。


道の駅「新潟ふるさと村」は道の駅と言うよりは観光名所のようで、広大な駐車場に様々な県の車が並び、観光バスもひっきりなしに発着してた。

見ていても面白いし活気があって良かったんだけど、我が家的には犬の散歩禁止って書いてあったのが×だな。
折角広い芝生があるんだから遊ばせたかったなぁ。


この後北陸道→関越道と乗り継いで我が家へ向かう。
練馬料金所まで少し渋滞してたけど、18:00過ぎに帰宅。

3日間で1,800kmちょっと走って我が家の夏休みは終了した。


直江津から関越トンネルまでの間はずっと直線で、八郎潟もみすぼらしく見えるくらい果てしなく水田が続いてた。
米の消費が低迷してるのに、こんなにお米作って大丈夫なんだろうか?
秋田も水田が多かったけど、万が一放射能汚染とかになったら、このお米がみんな食べれなくなっちゃうのか?
人はまばらなのに田んぼばっかり広がる東北を走り抜けて、いろんな事を考えた3日間だった。


今回の反省点は、¥1,000高速が終了してたのに、大した意味もなく遠くの目的地を選んじゃったこと。

高速代とガソリン代を足したら、前回泊まった白馬のコテージに2泊できたもん。

ずっと雨で、あんまりHALを車から出して遊ばせる事も出来なかったけど、と~ちゃん的には結構面白かったなぁ。

シャンプー2011/08/18

今回の旅行では、珍しいことに時々HALが後ろ足でカイカイしてる姿が目についた。
普段はほとんどしないんだけどね。

草むらを走らせたりした訳じゃないんだけど、ダニでもついたかな?

と言うことで、と~ちゃんもHALもヘトヘトにくたびれてたんだけど、旅行の後片付けして20:00くらいからシャンプーした。

HALは大嫌いな爪切りを嫌がる元気も無いくらいで、結構スムーズに終了してその後二人で爆睡した。

と~ちゃんチカレタよ~